東京ゲームショウ2025出展 特集企画 【シリーズその① 社長に聞く。ゲームショウとは?】

東京ゲームショウ2025出展に向けて、開発関係者の出展への思いや見どころをシリーズ記事としてお届けしてまいります。
記念すべき第1回は、代表山嵜に『東京ゲームショウとは!?』をテーマにインタビューしました。

 

Q:ゲームショウについて、どういうイベントだとお考えですか?
A:ゲームショウは年に一度の“ゲームのお祭り”です。来場者も出展社も、このお祭りをとても楽しみにしています。


Q:企業にとっての出展の目的は何でしょうか?
A:主な目的は、会社の周知と販売するゲームの宣伝です。うちの場合は普段B2Bの仕事が多いため、社員がエンドユーザの喜ぶ顔を見る機会は少ないんです。だから、ブースに立って直接接客できるのは社員にとって貴重な体験になります。


Q:接客を経験することの意味は?
A:接客はサービス業です。私たちは製造業ではなく情報処理サービス業ですから、直接お客様と向き合い、良い気分にさせるスキルは欠かせません。プロデューサーやディレクター、プロマネ、上級SEになるためにも必要な能力です。さらに、外国人のお客様も多く来場するので、英語でのコミュニケーション力を磨く良い機会にもなります。


Q:開発に携わる社員にとっての意義は?
A:自社オリジナルタイトルの開発に関われることです。他社でもなかなか得られない経験ですし、今回で7回目の出展になりますが、毎回新しいオリジナルゲームを出しているので、社会からの期待も感じています。


Q:出展にはどんな苦労がありますか?
A:オリジナルゲームの開発は非常に大変です。特に零細企業にとっては開発費やブース費用の負担が大きい。しかし、費用以上の効果が見込めるからこそ、挑戦し続けなければならないと考えています。


Q:今回の出展ゲームについて教えてください。
A:販売元は「マグノロスワークス」という会社で、私と同級生のクリエイターと二人で設立しました。私は代表を務めています。エンタテイメントコンテンツ専門のパブリッシャとして、販売収益で開発費を回収し、継続できる仕組みを作ることが目的です。開発自体はマグノロスからプロディジに委託しています。プロディジは20年間デベロッパとしてやってきましたし、これからもデベロッパとして歩んでいきます。


Q:今回のゲームの開発コンセプトは?
A:「コスト半分で7割の完成度のゲームをAIフルサポートで作る」というコンセプトです。概ね実現できています。AIは毎月進化していますから、継続して洗練すれば、来年にはコスト1/3で8割の完成度を実現できるでしょう。


Q:AIの進化について、どう感じていますか?
A:恐ろしさとワクワクの両方です。単純作業を人間がやらなくて済む割合は増えていきます。逆に言うと、細かい指示がないと動けない人間はAIに取って代わられるでしょう。3年以内に淘汰される可能性も高い。


Q:今後の働き方や人材像については?
A:AIと二人三脚で3倍、4倍のアウトプットを出せる人間と、そうでない人間との格差は広がる一方でしょう。格差は常に存在します。だからこそ、勝ち組に居続ける努力が必要です。私はその草分けとして、先頭に立って挑戦を続けます。

 

いかがでしたでしょうか!

次回、シリーズその②をどうぞお楽しみに!