東京ゲームショウ2025出展 特集企画 【シリーズその⑤ ネイティブアメリカンの生活】

東京ゲームショウ2025出展に向けての特集記事第5回となります!
第5回は、『ネイティブアメリカンの生活』をご紹介します。

北米の先住民(ネイティブアメリカン)は、広大な地域にわたってさまざまな部族が居住していました。
彼らは地理的・文化的に異なる地域に分かれており、それぞれの環境に適した生活をしていました。

主な地域と部族


北西海岸(現在のアラスカ~カリフォルニア北部
部族:トリンギット、ハイダ、チヌークなど
特徴:森林や海が豊かで、漁業(特にサケ漁)や木工技術が発達。トーテムポール文化が有名。


大平原(現在の中西部、カナダ南部~テキサス)
部族:スー族(ラコタ、ダコタ)、シャイアン、コマンチ、アラパホなど
特徴:バッファローを狩猟しながら移動する遊牧生活。馬を活用した騎馬文化が発達。


東部森林地帯(現在の五大湖周辺~アパラチア山脈)
部族:イロコイ連邦(モホーク、オナイダ、セネカなど)、アルゴンキン族(ショーニー、ミクマクなど)
特徴:農耕(トウモロコシ・カボチャ・豆)、狩猟、漁労が盛んで、長屋(ロングハウス)に住む。


南東部(現在のフロリダ~ミシシッピ川流域)
部族:チェロキー、クリーク、セミノール、チョクトーなど
特徴:湿地帯や森林で農耕・狩猟を行い、独自の社会制度を発展させた。ヨーロッパ人との交流が比較的早かった。


南西部(現在のアリゾナ、ニューメキシコ、テキサス西部)
部族:ナバホ、ホピ、ズニ、アパッチ
特徴:乾燥地帯で農耕(トウモロコシ栽培)を行い、アドビ建築の村に住む。ナバホは羊を飼い、織物文化が発達。


カリフォルニア(現在のカリフォルニア州)
部族:ミウォク、ポモ、チュマシュなど
特徴:温暖な気候を活かした定住生活。ドングリを粉にして食べる文化が特徴的。


大盆地(現在のネバダ、ユタ、アイダホ周辺)
部族:ショショーニ、パイユート、ユートなど
特徴:乾燥地帯で狩猟採集が中心。移動生活をしながら小動物を狩る。


北極・亜北極圏(アラスカ、カナダ北部)
部族:イヌイット、ユピック、クリー、デネなど
特徴:極寒の環境でアザラシやカリブーを狩猟。イグルー(雪の家)やカヤックを利用。

このように、北米の先住民は地域ごとに異なる生活様式を持ちながらも、それぞれの環境に適応し、独自の文化を築いていました。

いかがでしたでしょうか!

次回、シリーズその⑥をどうぞお楽しみに!